ヒラタ採集
日時 : 2013年5月26日
場所 : 地元
目的 : 樹液採集
ヒラタ狙い
今回はヒラタ狙いで出撃しました。
同行者は、いつもお世話になっているショップの店長さん。
本来、店長さんとの採集は採集記は書かないつもりであった。何故なら、行くポイントの殆どが店長さんに案内されて行く場所だからである。
また、採集時のお話は店長さんが執筆されているので、二重に書く必要はないのでは?とも思っている。
では、何故今回は書いたのか?ということだが。
今回のヒラタを採集した時、実は店長さんとはすでに別れていた。途中まではいたのだが、採集時は単独ということになる。
正直人に案内されたポイントで、さっきまでその本人がいた場所のことを書くのはどうなのかと考えていたが、「ポイントの詳細な情報を書かない」「初ヒラタ採集記念」ということで執筆することにした。
……なんか条件的にグレーな気がしますが、二つ目の理由「初ヒラタ採集記念」で我慢できずに書いたということにしておいてください。
ということで、今回はちょっと短めで中途半端な内容になってしまうと思われますが、ご了承ください。
ヒラタとの格闘
~あらすじ~
店長さんに案内されてきた二つ目のポイントで、洞の中に静止するヒラタ♂を発見。50ミリは超えている個体だ。
しかし、格闘するも一向に出てこない。しばらく時間が経過し、何気に時計を見ると22時を回った遅い時間となっていた。
仕事のある店長さんは、先にお帰りになられるということで採集できたら報告することにして解散となった。
今日もお疲れ様でした。
~あらすじ終了~
では、洞に残したままのヒラタを出すことにしましょう。
すっかり洞の隙間に挟まってしまい、ヒラタは全然ビクともしない。
頭を刺激して掻き出そうとするも、全く降りてこない。完全に警戒モードに入ってしまっている……。
挟まっている
仕方がないので、ちょっとだけ様子見してみましょう。
そういえば、こことは別にヒラタが隙間に逃げ込んで採れないと言っていた木があった。
そのヒラタが出てきているかもしれない、と見に行くことに。
が、ヒラタはおろかコクワの姿すらない。
隙間は非常に狭く、中を見ることはできない。深さが測れないので、あっさりこのヒラタは諦めることにした。
隙間の狭さ的に、中にいるのは小型個体だろう。いま狙っている個体のほうがはるかに大きい。
Twitterで報告したり、最初に入ったポイントで偶然捕獲したチビクワを眺めていたらあっという間に10分が過ぎた。
時刻は22時30分。
洞に戻ってみると、ヒラタは全く動いていなかった。
10分では短すぎたか……。
また様子見しても同じかもしれないので、掻き出すことにした。
逃げ場のない行き止まりの洞なので、粘ればそのうち出てくると判断してだ。
今度は頭ではなく、クワガタの弱点であるお尻を重点的に刺激した。
すると、10分もしないうちにヒラタが動き始めた。挟まっていた隙間からどんどん体が浮いてくる。
やがて、弱点を刺激されて逃げ腰モードとなってしまったヒラタは、入口付近まで降りてきた。そこで、すかさず顎を掴み、引きずり出す!!
初ヒラタやぁ
大きくて元気な♂だ。顎が立派で、50ミリは軽く超えている。
ああ、感激すぎてテンション上がってしまった。このままでは勢いで別ポイントに単独出撃してしまいそうだ。
改めて撮影
店長さん曰くよくヒラタが採れるそうなので、今度は♀を狙ってまた来ることにしよう。
昨年秋に採集した心霊ポイント産の♀は、やっぱりスレ個体で産んでいる気配がないので発生期のピカピカ♀を採集してブリードしようと思う。
絶えてしまったヒラタの血筋を改めて確保しなければ。
勢いで
テンションとは恐ろしい物で、偶然捕獲したチビクワや洞から抜いたヒラタのおかげですっかり舞い上がってしまい、家を通り過ぎて近所ポイントまで来てしまった。
まぁ、一箇所はまだ見に来ていなかったので樹液確認ということでちょろっと寄ってみました。
結果、樹液は出ていましたがクワガタは皆無。前より樹皮を剥がされてしまったので、出が悪くなったのかなぁ……。
お次はいつものポイントへ。
一週間ぶりぐらいにこのポイントへきたが、果たして樹液の様子は変わっているだろうか。
一本目。樹液は出ているものの、まだまだ量が少ない。低い洞も相変わらず樹液は出ているが、主は姿を見せていない。
二本目。ようやく樹液が出てきて、アリや他の雑虫が集まり始めたがコクワやヒラタの姿はない。もうちょっとか?
三本目。いつもお世話になっている木へ。樹液は多少増えていたものの、コクワが二匹いるだけで大した変化はなかった。風通しがいい場所なので、まだまだ寒いのかもしれない。
ただ、今回は♀がいた。このポイントでは初の♀確認である。
コクワ♀
そのまま四本目へ。前にネブトがいた木だが、今回も何もいない。下部に樹液が出ているものの、クワガタは集まっていない。
うーん。ヒラタが採れたポイントと随分環境に差があるな。全体的に風通しが良くて涼しいという環境が、樹液の出を遅くしているのだろうか?
梅雨に入って湿度が上がれば、今年も樹液がダラダラした光景を見せてくれるかな?
早くここで、シーズン初期のスジとネブトを採りたい。
ここでこの状態ということは、山頂付近も出ていないだろうということでそのまま帰路につきました。
本日の成果(持ち帰り個体のみ)
ヒラタ 1♂【左後脚フセツ欠け、片顎先端ちょい欠け、鞘翅の縁部分にヒビ(←採集時にやってしまった?)】
チビクワ 3頭
念願のチビクワとヒラタが採集できたのは収穫だった。いよいよですね。
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