スジクワガタ

飼育データ
産地 大阪産
累代 WD
サイズ ♂34ミリ程度×2、♀未計測
採集日 2012年9月末頃
備考 惨敗中


おなじみスジクワガタですが、飼育オンリーの方々にとっては知名度がそれほど高くないかもしれません。採集されている方なら間違いなくご存知だと思いますが。
コクワにそっくりでよく一緒に樹液を吸っているのが本種です。ちょっと涼しいところであれば、結構見かけます。

コクワと形も動きも似ている為、最初は間違えられることが多いです。
見分け方としては、小型であれば、コクワは内歯が消滅しますがスジは小さな内歯がついています
大型であれば、コクワは内歯が一本でスジは二股に分かれた内歯が一本ついています。
これだけ形が似ているのなら近縁種と思われがちですが、全くそんなことがなく、かなり離れた種類みたいです。どちらかというとライヒヒラタに近縁だとか。顎も微妙に似ていますよね。

この種類は標高100mから1000m付近のブナ帯まで生息しています。亜種としてヤクシマスジがいますね。
湿気が多く涼しいところを好み、幼虫は水分がやや多い材にいることが多いです。
本種の不思議なところは、樹液採集個体はなかなか卵を産まないことです。産卵済み個体が樹液に来ている可能性があるとかないとか……。
発生初期の個体を狙ってみるとうまくいくかもしれませんね。
ちなみにスジは外灯に殆ど飛んでこないようです。台湾にもyushiroi亜種がいますが、全く飛んでこないとか。

過去に一頭だけ幼虫を得ることができましたが、それ以外は惨敗しています。本当に産みません……。(ちなみに得られた幼虫は蛹化できずに☆になりました)

ついでに画像撮り直しました。ブレブレだったので。



スジ♂ スジ♂


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