シェンクリンオオクワガタ
飼育データ
産地 |
台湾・南投縣 |
累代 |
♂CB×♀CB(異血統のペア) |
サイズ |
♂約68ミリ ♀約43ミリ |
羽化日 |
2011年6月頃(?) |
備考 |
3♂♂1♀を飼育。 |
台湾の標高400m~2000mに生息するオオクワガタで、台湾オオクワガタよりも大型になります。
私の大好きなクワガタです。(←ここ重要)
台湾オオ同様に、現地では灯火や外灯で得られるそうですが、♂は滅多に飛来しません。
幼虫の環境も不明だそうです。飼育下の産卵形態から、洞の中にある水分多めのフレークや部分枯れ、大木の根元に産卵しているのではないでしょうか?
本種も洞を住処にしていると思われますが、台湾オオよりも優位にあるらしく、より条件のいい洞にはシェンクリンが潜んでいそうですね。
謎多きクワガタで、台湾にしか生息していません。一時期、対岸の中国・福建省に生息が確認されたという噂が出ましたが、その後何も聞かないことからおそらくデマだと思われます。
近縁種は、最近発見されたベトナムのカミジョウオオクワガタと言われています。個人的には、顎の形は違っても雰囲気はアンテよりも近いものを感じました。
大型の「オオクワガタ」と和名のつく種類の中では3番目に大きくなる種ですが、細身の為か幅の出るアンテよりも人気が劣り、飼育者数はそこまで多くないようです。
しかし、公式には90ミリ越えしていないものの、10年以上前に89ミリクラスが飼育下で羽化しているので近いうちに更新されるのではないでしょうか?
2010年に地元ショップで累代不明ペアを購入して産卵させ、幼虫を9頭ほど得られた記憶があります。
そのうち3頭を里子に出し、6頭飼育して2011年に羽化させましたが、なんと全部♂でした。
(多分、累代が進みすぎたことによる弊害でしょう。血が濃くなっていたのだと思われます)
しばらく♀が見つからなかったので一年以上ブリードしていませんでしたが、昨年秋に地元ショップで♀を発見、購入しました。
幼虫は発酵マットで1400cc瓶と860ccカップで飼育していましたが、2頭が250ccで羽化してしまって極小♂が生まれました()
♂は1400cc羽化の70ミリが一番大きく、次いで68ミリ、860ccの♂が共に62ミリ、250ccが34.6ミリとほぼ同サイズが羽化しました(極小♂の1頭は羽パカでその年に亡くなりました)。
現在は、70ミリ、68ミリ、34.6ミリの♂を飼育中で、種親は68ミリです。
・2013年6月3日、割り出したところ、F1幼虫2頭と4卵得られました。マットを加水してセラー投入して、再セットしました。
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