ネパレンシスコクワガタ
飼育データ
産地 |
インド・シッキム州・ガントク産 |
累代 |
WF1 |
サイズ |
♂45ミリ程度、♀未計測 |
羽化日 |
2012年6月頃 |
備考 |
熟成中 |
その名のとおり、ネパールに棲むコクワガタです。インドにもいます。我が家のはインド産です。
ドウイロをいただいたNさんに、オマケとしてつけていただいたペアです。届いた時はびっくりしました。ドウイロだけだと思っていたら、オマケが豪華すぎて……!!
なんか申し訳ない気がしましたが、ネパレンシスなんて市場ではなかなか出回っていないのでこの機会に感謝致します。
さて、ネパレンシスですが、かつてアンテブーム時代に「オマケ」として沢山入っていたそうですね。
アンテ1に対し、ネパレンシス50とか100とか(本当かは知りません)。とにかく個体数が多かったそうです。
しかし、今それほど出回っていないのは飼育の難しさが関係していると思われます。
まず本種ですが、アンテと同じ標高にいながら20度を超えると弱るという貧弱体質を持っています。
成虫はともかく、幼虫は超えないほうがいいようです。産卵は材で行うと難しくてなかなか産まないそうですが、カワラブロックを使うと爆産するそうです。この時点で変な特徴がありますよね。
さらに羽化後は約半年休眠します。餌も食べません。
このあたりのクセがあり、当時アンテという未知のクワガタに夢中だったブーム時代のブリーダー方は、ネパレンシスという細くて貧弱でクセのある本種に興味を抱かなかったのではないでしょうか?(※勝手な憶測です)
と、なんかいいところがないみたいな状態になっていますが、実は本種は80ミリ近くまで大きくなります。現ギネスは79ミリだったかな? 間違いなく80ミリを超える種類でしょう。
クセ故にかつて敬遠されて今需要が出ているクワガタですが、大型個体は本当にカッコイイです! 画像検索してみてください!!
コクワっぽいけどコクワじゃない、面白いクワガタだと思います。
我が家では、2012年秋に♂が活動を始め、2013年春にようやく♀が活動し始めました。しかし、飼育状況からブリードはまだ先になるでしょう。ほかに産ませないといけないやつが……。
ただ、低温環境がなかった時代から憧れのクワガタですので、絶対に産ませたいですね。
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